青森県立中央病院と青森市民病院を統合した新病院の整備場所についてです。宮下宗一郎(みやした・そういちろう)知事と青森市の西秀記(にし・ひでき)市長が会談し、「県営スケート場一帯案」で合意したと発表しました。
宮下知事と西市長は、16日午後4時半過ぎにそろって会見に出席し、検討が進められていた統合新病院の整備候補地について発表しました。
宮下宗一郎知事
「大規模災害時の基幹災害拠点病院としての立地を最優先させ、県営スケート場周辺地区を整備候補地とすることで青森市と合意いたしました」
統合新病院の整備場所は青い森セントラルパークや県営スケート場一帯など市内4か所が候補に挙がっていました。
こうした中、9月12日に開かれた青森市の検討会議では、青い森セントラルパークを推す委員が最も多くなっていました。
一方で、14日に開かれた県と市で設置する有識者会議では、県営スケート場を推す意見が最多となっていました。
青森市 西秀記市長
「県病の持つ大規模災害時の基幹災害拠点病院としての立地、これは何よりも重要視しなくてはいけない。これが県の病院の大事な機能の一つでありますので、高速道路から比較的近い場所というそのポイントが今回合意に至る大きなきっかけになったことは確かであります」
県と市は、病院だけでなく移転することになるスケート場やサンドームなどの施設についても、街づくりの観点から丁寧に検討していきたいとしています。