全国民ふりがな登録へ 間違っている場合も届け出が必要

日比キャスター:
登録に関して、赤ちゃんだけではなく、全国民が登録するという動きになります。

【全国民 ふりがなを戸籍に登録へ】
・本籍地の市区町村から登録予定のふりがなを書面で通知

・市区町村の窓口・郵送で届け出
・マイナポータルに届け出
※2025年5月以降

通知される書面には「慎」(まこと)で合っているかなどが書かれます。1年以内に届け出がなかった場合には、通知に記載されているふりがなが登録されます。

書面のふりがな(読み方)が間違っている場合は、正しいふりがなを届け出なければなりません。

その際には、パスポートや預貯金通帳など、実際の読み方が使われていることを示す書類も提出をしなければならないそうです。

思い返せば、マイナンバーカードを作るときにも様々なトラブルがありましたよね。

歴史・時代小説家 永井紗耶子さん:
窓口の方たちも大変で、私たちも何を持っていけばいいのかを事前に知りたいですよね。

日比キャスター:
ふりがなの付け方のルールもまだ曖昧です。ただ、名前というものは、親などの思いがこもってるものですよね。

歴史・時代小説家 永井紗耶子さん:
昔は、名前の呼び名は変わっていないんですが、漢字の表記が資料によって、歴史上ぶれてたりする方もいたり、読み方不明のままの方もかなりいます。もともと、ざっくりしたものなのかなとも思います。

山内キャスター:
自民党総裁選でも、夫婦別姓の実質的な導入など、これから戸籍についての法律を新総裁(新総理)によっては変えるかもしれません。先に改正して、その後もう1回手続きをすることになるかもと思ってしまいます。

日比キャスター:
2025年5月からとなっていますが、どこまで正確に進めることができるのか。

例えば、登録の時点でパスポートと違っていた場合、海外で何かトラブルが起こるかもしれないなど、考えれば考えるほど様々な可能性が浮かんできてしまいます。今後、どうなっていくのでしょうか。

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<プロフィール>
永井紗耶子さん
「木挽町のあだ討ち」で第169回直木賞 受賞
歴史・時代小説家
過去に新聞記者の経験も