事実上、次の総理大臣を決める自民党の総裁選挙が12日告示されました。今の制度が導入されてからでは最多となる9人による争いとなりました。

自民党の総裁選挙に立候補したのは、高市早苗経済安保担当大臣、小林鷹之前経済安保担当大臣、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境大臣、上川陽子外務大臣、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル大臣、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長の9人です。
今の制度が導入されてからでは最多となる9人が15日間にわたって論戦を繰り広げます。派閥の裏金事件を受けて政治不信が広がる中、政治改革や党改革が争点となるほか、経済や安全保障、社会保障など幅広いテーマをめぐり論戦が交わされます。

自民党総裁選の告示を受けて、自民党福島県連では12日、県内の党員などに「党員票」の投票用紙を発送しました。自民党の総裁選は、国会議員の「国会議員票」と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」の合計で争われ、過半数の票を得た候補者が新総裁に選ばれます。
自民党県連は12日、選挙管理委員会を開き、「党員票」について話し合い、県内の党員・党友の数や投票日までの流れを確認しました。このあと、郵便局から県内の党員・党友、あわせて1万4573人に投票用紙を発送しました。

【自民党福島県連 選挙管理委員会 佐藤雅裕委員長代理】
「私たちとしても各候補が福島県の復興・創生に向けてどういったことで臨んでいただけるのか注視していきたい」
党員票の投票は、9月26日に締め切られ、自民党総裁選の投開票は翌27日に行われます。
自民党の総裁選挙は、国会議員1人1票の「国会議員票」と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」で争われます。この「国会議員票」と「党員票」の合計で、過半数を超えた候補者が新たな総理として選出されます。

自民党県連では、県内の党員や党友、1万4573人に対し、12日に投票用紙を発送しました。「党員票」の投票は、9月26日に締め切られ、各都道府県連が集計した投票数を党本部でまとめ、候補者に配分されます。

一方で、1回の投票で過半数に達しなかった場合は上位2人による「決選投票」が行われます。決選投票は、国会議員による投票に加え、各都道府県連にも1票ずつ割り振られます。

決選投票で得票数が多かった候補者が当選、新総裁となります。
「党員票」の投票は9月26日に締め切られます。翌日の27日に投開票が行われ、新たな総裁が決まります。福島市では、15日(日)に候補者による公開討論会が開かれる予定です。