青森県は12日、階上町で見つかった「野生のイノシシ」の死がいからブタの伝染病「豚熱」が検出されたと発表しました。県内での感染確認は、これで5件となりました。

県によりますと、9月3日、階上町で野生のイノシシの死がいが見つかりました。イノシシの体長と性別は分かっていませんが、体重は60キロほどだったということです。

町から報告を受けた県が検査を行った結果、9月6日に豚熱の陽性反応が確認され、12日に発表しました。

県内での感染確認はこれで5件目で、いずれも野生のイノシシの死がいから検出されています。

これまでのところ、近隣でブタを飼育している農場から異常は報告されていないということです。

県は引き続き、ブタを飼育する県内73か所の農場の検査を9月中に行って、衛生上の問題がないか確認を進めています。