■プロ野球 ヤクルト-中日(2日・神宮)

ヤクルトの村上宗隆(22)が、3回の第2打席、中日の先発・大野雄大(33)から50号3ランホームランを放ち、日本選手としては史上6人目、2002年の松井秀喜以来となるシーズン50本塁打を達成した。さらに1964年に王貞治が記録した24歳3か月を更新し、史上最年少の22歳7か月での快挙となった。

この日、シーズン119試合目で到達した村上は、バレンティン(ヤクルト・13年)の111試合、カブレラ(西武・02年)の117試合に次ぐ、歴代3位の速さで到達。日本選手としては、王貞治(巨人・64年)、落合博満(ロッテ・86年)の122試合目を超え、日本人歴代最速の記録となった。

村上は中日・大野との対戦成績は通算27打数9安打。本塁打は2本で20年と21年に1本ずつ打っていた。チームは残り24試合で、さらなる記録更新が期待される。この日の第1打席はショートゴロ。

【シーズン50本塁打を達成した日本人選手】

王貞治  55本(1964年・巨人)※73年に51本、77年に50本を記録
野村克也 52本(1963年・南海)
落合博満 52本(1985年・ロッテ)※86年に50本を記録
小鶴誠  51本(1950年・松竹)
松井秀喜 50本(2002年・巨人)
村上宗隆 50本(2022年・ヤクルト)