台風10号が宮崎県内を襲ってまもなく2週間となりますが、竜巻とみられる突風の爪痕が残る被災地では、建物の補修作業などが続いています。
9日夜からは時おり、本格的な雨が降っていて、住民から不安の声が聞かれました。
竜巻とみられる突風の被害を受けた宮崎市。
(三浦功将記者)
「こちらのアパートの2階部分は窓がほとんど割れてしまい、現在、人が住んでいる状況ではなさそうです。使えなくなった家具や家電類が搬出されたままとなっています」
10日は、業者が現状確認に訪れていました。
(黒木建具製作所 黒木誠二社長)
「やばいですね…びっくりです。直すには何軒もあるので、工事するところが。ちょっと時間がかかりそうですね」
業者によりますと、ほかの依頼も多く、人手が足りないため、補修作業は年内に終わるかどうか分からないということです。
一方、こちらの清掃会社は、事務所として借りていた建物の屋根が飛んだほか、車10台ほどが使えない状態に。
プレハブ小屋で事業を続けていますが、まだ電気も通っていないため、発電機を使って暑さをしのぐなどしています。
(ながおか美掃 長岡公子社長)
「今後1か月でどうにかしないといけないが、物件を探さないといけないので。初めてのことで困っています」
いまだブルーシートがかけられたままの家屋が多く残る被災地。
9日夜からは台風被害を受けて以降初めて本格的な雨が降り、住民の女性は、9日夜、雨の音が不安で眠れなかったと話します。
(家屋が被害に遭った住民)
「ザーと降る(雨の)音がこれからひどくなるんじゃないかと思って、みんな同じと思うんですよね」
県内では、11日にかけても雨が断続的に降る見込みで、強まる可能性もあるほか、週末にも再び雨が予想されています。
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