仙台市が新たに整備する音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設について、基本設計を行う事業者候補を選定する最終審査が行われ、建築家・藤本壮介さんの設計事務所が選ばれました。
8日の最終審査には、5つの事業者が参加し、基本設計を行う事業者候補には建築家・藤本壮介さんの設計事務所が選ばれました。

提案したのはたくさんのプレートで構成された開放的なデザイン。音楽ホールと震災メモリアル拠点の交流を促し「多様な記憶と活動がつながる場所」を目指したいと話します。

建築家 藤本壮介さん:
「大ホールが開いてそれ以外のすべての場所と繋がっていく。これがまず大きな根幹になっている。強いコンセプトはあるが排他的でなく受け入れるコンセプト」
仙台市は、「音楽ホール」と「震災メモリアル拠点」を備えた新たな複合施設を地下鉄東西線国際センター駅北側に整備することにしていて、開館は2031年度を予定しています。