財務省は、今年上半期に全国の税関で差し止められた知的財産を侵害する輸入の件数が1万8000件を超えて、過去最多になったと発表しました。
大谷選手のユニフォームにブランドの時計やバッグ。さらには、人気キャラクターのグッズまで。これらは全て今年上半期に、全国の税関で差し止められた知的財産を侵害したいわゆる「ニセモノ」です。
その件数は1万8153件と、9年ぶりに過去最多を更新しました。
権利別でみると、偽ブランド品など「商標権」侵害が全体の95%の1万7334件、偽のキャラクターグッズなど「著作権」を侵害したものも685件ありました。
ネット通販の拡大に伴い、個人輸入の小口の荷物から見つかるケースもあるほか、電気製品など、健康や安全を脅かすおそれのある「ニセモノ」の差し止めも続いていて、財務省は注意を呼びかけています。
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