岩泉町の酒造メーカーが6日、龍泉洞の中で熟成させた日本酒を出荷に向けて運び出しました。

岩泉町の酒造メーカー、泉金酒造は2015年から町内の鍾乳洞・龍泉洞に整備した貯蔵庫に日本酒を保管、熟成させ、「秋あがり」の名前で販売しています。
6日は5月に貯蔵した今年の酒を運び出す作業が行われました。

洞窟内の気温は年間を通じて10度前後に保たれていて、紫外線の影響も受けないことから日本酒の熟成に最適な環境だということです。
ひと夏熟成され、どんな料理にも合う、やわらかくまろやかな口当たりに仕上がるといいます。

龍泉洞で熟成された日本酒は9月9日から町内の道の駅をはじめ、盛岡や北上、一関の取り扱い店で販売されます。