一日限定のユニークなレストランが津山市に登場しました。認知症の高齢者に接客を担当してもらい「生きがい」を感じてもらおうという取り組みです。

「注文を間違えるかもしれませんけど、よろしくお願い致します」
津山市で人気の「とうふ店」が一日限定のユニークなお店に大変身。その名も「注文をまちがえるかもしれないレストラン」です。きょう(4日)は認知症の70から80代の高齢者4人がホールスタッフをつとめます。
(津山市地域包括支援センター看護師 小林伊津美さん)
「認知症の病気を発症されても『まだまだできる』という思いや『楽しい』という力を自分自身や周りの方にも知っていただけたらと思います。」

スムーズな接客、とはいかない場面もありましたがそこはご愛敬です。
「俺が持っていくん?」「虎本さんが持っていきます」「なんで俺が持っていくん?」「きょうは虎本さんにここの店員をしてもらう…」「店員ちゃうで…」
一生懸命働く参加者をお客さんはなごやかに見守ります。
(客)「慣れない仕事をされているようですけど、優しい笑顔で和んだ気持ちになりました」「自分もいずれ認知症になるかもしれないということもあって応援したいという気持ち」