宮城県内の小中学生が「いじめ防止」をテーマにした動画コンクールで、加美町の小学生の作品が最優秀賞を受賞しました。動画には、いじめは、言葉の持つ力で防ぐことができるという思いが込められています。

今年で10回目となる「みやぎ小・中学生いじめ防止動画コンクール」には県内の小中学校75校から作品が寄せられ、審査の結果、加美町立宮崎小学校の6年生15人が制作した「たった一言で」が最優秀賞に選ばれました。

4日は、県教育委員会から児童の代表に表彰状と記念のトロフィーが贈られました。

動画には6年生の児童が出演していて、25秒ほどの短い時間の中でたった一言で元気になったり、笑顔になったりする「言葉の持つ力」を表現しています。

宮崎七緒さん(6年):
「いじめはダメなので、一言や接し方ひとつでいじめがなくなるということをみんなに伝えたい思いでつくった」

宮崎小学校の作品などは10月から12月にかけて民放のコマーシャルとして放送されることになっています。県教委では、最優秀賞の作品について「児童たちの生き生きとした表情や姿が生きる力を与えてくれる動画」と高く評価しています。