簿記に打ち込んだ高校生が日本一を獲得しました。
経営管理に役立つ知識として、企業から求められる資格の一つ、「日商簿記」の全国大会で下関商業高校の簿記部が個人で総合優勝を果たしました。
「日商簿記甲子園」の個人総合で優勝した下関商業高校3年生田村碧斗さんら簿記部の5人が、前田晋太郎市長を訪ね、結果を報告しました。
大会は、日商簿記検定70周年を記念し、高校生に簿記1級を取得するきっかけにしてもらおうと今年初めて開かれたものです。
「日商簿記1級」は大学卒業程度の会計の知識と経営管理、分析能力を証明するもので、合格率は10%程度です。
8月に岐阜県で開かれた大会で、予選を勝ち抜いた30校およそ100人が出場。日商簿記1級の基礎的な問題が出される筆記試験の点数で競いました。
その結果、個人では田村さんが優勝し、3人1チームの団体戦では3位に入賞しました。
下関商業高校簿記部 田村碧斗部長(3年生)
「目標は将来公認会計士として地元の下関で活躍することです」
田村さんは日商簿記1級に既に合格していて、今年12月に公認会計士の短答式試験に臨むということです。
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