うどんと言えばコシの強さ!皆さん、そんな風に思っていませんか?
麺が柔らかいうどん、“やわうどん”の魅力についてお伝えします。

「資さんうどん」なぜ人気? 九州制覇、大阪進出、そして東京へ

小笠原亘キャスター:
今、九州を中心とする“やわうどん”というジャンルが東京に続々と進出しています。

東京に2店舗を出している「博多うどん卯らら」の坂上拓矢さんは「たおやかな、やわらかい麺も非常に受け入れられているのかなと」と話しました。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
私は宮崎の県北地方の出身で、地元に「天領うどん」というお店があります。そのお店もやわらかくて細い麺なのですが、宮崎は釜揚げうどんが有名で、我々九州人はやわらかいうどんが大好きです。もうソウルフードですよ。

小笠原キャスター:
やわうどん界で話題になっているのが、北九州発祥の「資さんうどん」です。「すけさん」と読みますが、この冬、東京進出が決定しました。知らなかった皆さんはおめでとうございます。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
知人の福岡出身の方などはもうざわついていて、「資さん来る!」と、SNSで喜びの声が出ていました。

小笠原キャスター:
実は、資さんうどんは期間限定のポップアップショップとして、7月13日~15日の3日間だけ東京の神田に出店していました。

初日は400食に対し、皆さん整理券を求め、ずらっとすごい行列に。SNSでも大バズりで、これが本当の“資さん拡散”というぐらいです。前日の夜から並ぶ人もいたほど、大変なものだったといいます。

不動の人気No.1メニューは「肉ごぼ天うどん」(760円)ということで、やはり、ごぼ天が独特なんですよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
ごぼ天は九州各地にあり、太いタイプや、もう少し細切りにしたものをまとめて揚げているタイプもあります。

ごぼ天だけでは満足できない人が、肉もつけて肉ごぼ天うどんを注文するんですよね。

小笠原キャスター:
やわうどんと紹介していますが、資さんうどんは外がやわらかく、中は程よいコシ。讃岐うどんとやわうどんの中間ぐらいで、独特の食感が非常にウケているということです。

また、2023年10月にちょうど北九州で行われた竜王戦第3局で、藤井聡太七冠が勝負メシに肉ごぼ天うどんを注文したことも非常に話題になりました。

資さんうどんは2023年12月に長崎に店舗ができ、ようやく九州を制覇しています。九州より東だと山口と岡山に出店していたところ、2023年11月には、ついに“出汁文化”の大阪にも進出しました。

そして、いよいよこの冬には東京に来るそうです。出店の時期は冬ということだけ教えてもらいましたが、場所は両国だといいます。