求刑は懲役10年 被告「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」
論告求刑で、検察側は
「遊びたい盛りの5~6歳であったにも関わらず、16日間で10件、合計で約33時間という、大人でも到底耐えられない時間、起立や嘔吐を強要され続けた。拷問というべき態様」と犯行の悪質性を指摘。
この上で「(被告は)唯一娘を助け出せる立場でありながら、それを放置した責任は極めて重大」だとして懲役10年を求刑しました。

一方で弁護側は、
「継続的なDVで心理的に支配され、反抗できなかった」
「共謀は成立せず、ほう助にとどまる」
として、執行猶予付きの判決を求めました。
最終陳述で被告は、
「今回の事件で4人の子どもたちを傷つけました。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後も事件や自分自身と向き合い続けながら、子どもたちに償い続けたい」
と述べ、裁判は結審しました。
判決は9月11日に言い渡されます。