日本から約1万4000キロ離れた南極の昭和基地と、熊本の小学校がオンラインでつながりました。
9月3日、体育館に集まった約700人の児童たち。前方に置かれた画面に映し出されたのは、氷点下20℃の氷の世界でした。
「みなさん こんにちはー!」

この「南極教室」は、南極や北極について様々な研究を行っている国立極地研究所が子どもたちに自然科学に関心をもってもらおうと、全国の学校で開いているものです。
熊本県益城町在住で、現在南極の昭和基地で活動している松本巧也(まつもと たくや)隊員が、南極での生活を紹介しました。

松本巧也 隊員「一人一人の部屋もあります。机やベッドもあってゆっくり寝ることができます。もちろんお風呂もありますよ」
普段は見ることができない南極ならではの景色に大興奮の児童たち。次々と質問が飛び出しました。

小学生「どんな食べ物があるんですか?」
昭和基地のシェフ「カレーもあるし、ラーメンも作るし、イタリアンのスパゲッティだったりフランスのフルコースの料理も食べることができるんですよ」
知らないことだらけの南極の生活にふれ、思い出に残る体験になりました。
小学6年生「正直どんなことがされているか分からなかったので、勉強になりました」
「食事のところとかは、ここと似ているなと思いました。行ってみたいと思います」