韓国・ソウルの街がいま、日本の“オタク文化”に染まっています。地下アイドルや執事カフェまで登場し、“アキバ化”したと言われますが、その背景には韓国社会の変化がありました。
記者
「ソウルのホンデ近くにあるライブハウスでは、日本語の歌が聞こえてきました」
流ちょうな日本語で歌うのは、韓国人の地下アイドルたち。ファンは日本語で掛け声を送り、いわゆる“オタ芸”である「ツーステ」や「リフト」などの動きが披露されます。
こうした韓国人地下アイドルは急増していて、現在、50組に上るということです。
アイドルになったきっかけは?
「セカイのコドモ」 アシャヒさん
「日本に旅行に行った時に地下アイドルを見て、舞台で汗を流す美少女たちに心奪われました」
「一緒にだらくしましょうか?」 センさん
「地下アイドルたちもファンも、日本の文化が好き。日本の影響力は100%です」
ここにきてソウルでは、日本のオタク文化が急速に浸透。若者の街として知られるホンデは、秋葉原にちなんで「ホンキハバラ」と呼ばれるほどです。
こうしたメイドカフェもすっかり定着し、最近は…。
「よくいらっしゃいました、お嬢様」
執事カフェまで登場。客はゲームや食事を楽しみます。
ちなみにお店の一番人気は金髪の執事。チャームポイントはこの笑顔です。
「すごく異色で韓国にはあまりないカフェの雰囲気だから、すごく新鮮です」
日本のアニメをオマージュした動画の再生回数は、1500万回に迫る人気ぶりです。さらに最近、目立つのが…。
記者
「日本のアニメのTシャツを着た人たちがいます」
アニメのキャラクターをファッションのアクセントに取り込む人も多く、タトゥーを入れる人までいます。
「自己個性、自己表出、自己満足、周りと同じように着るのは嫌です」
「サブカルチャーの要素を加えながら、個性をいかすことができる」
“オタク文化”に魅了された人々の消費による経済効果「オタクノミクス」への期待も高まっていて、個人が作成しているホンデの「オタク地図」によると、関連する店は50を超えました。
街のランドマークでもあり、日本のサブカルチャーファンの間で“聖地”といわれる商業施設では。
AKプラザホンデ 店長
「ビルは毎年50%以上の成長を続けている」
韓国でのオタクブームの背景には、コロナ禍の巣ごもり中にアニメを見る機会が増えたことや、日韓関係の改善などが指摘されるほか、専門家は…。
大衆文化評論家 イ・ムンウォン氏
「経済的に豊かになった韓国で個人の考えが尊重されるようになり、オタクであることを隠さずに表現できるようになったためだ」
オタクの快進撃は続きそうです。
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