実りの秋です。2024年も品質の高いブドウが収穫できました。
岩手県花巻市のワイナリーで3日、今シーズンの仕込み作業が始まりました。

仕込みが始まったのは花巻市大迫町のエーデルワインです。
3日は神事が行われ、これから始まる作業の安全を祈願しました。
その後、小田嶋善明社長が製造ラインにブドウを投入して、今シーズンのワイン作りが始まりました。
使うのは糖度が15度ほどで甘酸っぱい果肉が特徴のブドウ、=キャンベル6500キロです。機械で茎のみを取りだして実と皮を一緒にタンクに送りこみます。

そしてタンクで10日間ほど発酵させて、さらに数日間寝かせると芳醇な赤ワインに仕上がります。

(清水記者)
「ことしは春先の霜の影響も少なかったということで、ブドウの生育も順調なようです」

2024年のブドウは、夏場の高温で成長が早いものの、日照時間が長かった影響もあり全体的に良い品質です。
自身もブドウ農家の、エーデルワインの藤原欣也工場長は「ブドウが本来持つ味をワインで表現したい」と意気込んでいました。

(エーデルワイン 藤原欣也工場長)
「せっかく農家さんが愛情込めて良質なブドウを作っていただいておりますので、農家さんの思いもくんでこれからワイン造りをしていきたいなと思います」

きょう仕込んだ赤ワインの新酒「いわてヌーヴォー2024」は、10月中旬に出荷される予定です。