横浜市の「海の公園」に海藻の「アオサ」が大量に漂着しています。
これって食べられるの?なぜ大量に漂着したの?現場からのリポート、さらに気象予報士の森朗氏を交えて【ひるおび】流に検証します。

■景色一変・・・キレイな砂浜が緑色に


鎌田香奈リポーター:
「横浜市金沢区にあります『海の公園』に来ています。この時期、海水浴場やボートセーリングなど夏場は非常に賑わう砂浜なんですが、現在、あたり一面緑で覆われている状況なんです」


この緑の正体が、海藻の「アオサ」。1キロほど続く砂浜には、大量のアオサが漂着しています。


アオサが漂着する前の7月の写真では、真っ白な砂が続いており、非常に綺麗な砂浜ですが、2、3日前からアオサが流れ着き、景色が一変しました。

鎌田香奈リポーター:
「これだけ大量のアオサが漂着していますので、海の公園の近辺はかなりアオサのにおいが充満しています。ツーンとするような香りというよりは、まだ磯の香りが強いんですが、やはり日数が経っていくと、腐ったりもしますのでかなり不快な感じになるのではないかと思います」
「公園に来ていた方も、小さなお子さんは興味があって、アオサを触ったりという姿も見られたんですが、いつもとは違いますのでかなり違和感がある様子でした」


8月29日から重機によるアオサの撤去作業が行われています。フル稼働して、1日20トンから30トンほどのアオサを回収していますが、今のところ全てを撤去する見通しは立っていません。作業中にも追加でアオサが漂着してきたり、海に浮いているものは、砂浜に上がらないと重機による回収が出来ないので手つかずの状況です。

■漂着したアオサは食べられるのか?


横浜市 海の公園 宮口均園長:
汁物などに入っているアオサとは違い、ふりかけなど加工用に使われる種類だと聞いている。生で食べるのには向いていない。

東海大学海洋学部 山田吉彦教授:
漂着したものは腐敗している可能性もあるので、あまり食べない方が良い。

食用にすることはできないということで、この後乾燥させて、処分するということです。