親方に「巻き替え」を狙われる大の里

大の里は右の下手・左の上手の「右四つ」が、二所ノ関親方は左の下手・右の上手の「左四つ」が得意です。いわゆる「けんか四つ」の両者です。

三番稽古の中では、親方十分の左四つの態勢から大の里が右差しを狙って巻きかえようとするところを寄り切られる場面が2番ありました。

三番稽古は、17番を取って大の里が10勝7敗と場所を見据えた気迫を見せ、勝ち越しました。

大の里「あんな相撲、番数取るとは思わなかったが、しっかりいい稽古ができたので、またあしたからしっかりがんばりたい」

二所ノ関親方「(大の里の調子は)良くもなく悪くもなく。この1週間が勝負」

秋場所の活躍次第では大関昇進の声もありうる中ですが、大の里自身は「特に意識せずに臨みたい」と話します。

大相撲秋場所は今月8日から始まり、22日に千秋楽を迎えます。