台風10号はきょう正午ごろ、熱帯低気圧に変わりました。しかし、東海地方などを中心に大気は依然不安定な状況が続いています。

きのう岐阜県池田町では2つの川の合流地点付近で氾濫し、すでに水は引いたものの周辺の畑や住宅には水が流れ込むなどの被害がありました。

池田町民
「(浸水で)シシトウもやられたし、キュウリもダメ。これは大豆だけど、助かるかどうかはわからない」

また、池田町の隣、岐阜県大垣市では、きのう、内水氾濫が原因とみられる、浸水被害が相次ぎ、住民らが片付けなどの作業に追われていました。

住民
「ここまで(水が入ってきた)。きのう、みんなが(片付けの)手伝いに来てくれた、消防の人も入ってもらって、全部水を出した」

また、きのう三重県松阪市では川の堤防がおよそ30メートルにわたり崩れているのが見つかり、県が土のうを積むなど応急措置を行っています。