
8月18日には3打席連続のツーベースヒットを放つなど、活躍が続くキャッチャー・石原。しかし、その裏には昨シーズン、味わったくやしさがあった。
過去出場数(途中出場含む)
2020年 0試合
2021年 60試合
2022年 9試合
2023年 0試合
2024年 43試合(8月25日時点)

石原貴規 選手
「去年1年間、下の2軍でやったのが…、まるまるやって、ことしの入りにちょっとつながっているのかなと思います。1年間、試合に出なかったのが1年目以来だったので。1年目だと右も左もわからへん感じで、いっぱいいっぱいになるところはあると思うんですけど、去年、それだったので。一日一日、後悔がないようにと言ったらあれなんですけど、『あれ、やっとけばよかったな』っていうのがないようにと。持っている能力以上のものは出ないと思うので、それを最大限出せる準備をできればなと思っていました」

持っている能力以上のものは出ない―。試合の出場機会に恵まれずとも、腐ることなく、1軍出場への準備を続けた石原。ことし、1軍での出番が増えている要因は「コツコツやっていたのを新井監督や藤井ヘッドコーチが見てくれていた」と語りながらも、現状で満足しない “努力家” の一面も垣間見える。
石原貴規 選手
「でも、強みって言えるものはたぶん、ぼく的にはないと思うので。アツ(會澤翼)さんのリードだったりピッチャーとの信頼関係だったりっていうところはまだまだ自分にはない、もっとしていかないといけない部分だと思うので、いろいろ話もさせてもらうこともあるので、しっかり吸収していければなと思います」

1学年後輩の 坂倉将吾 については…

石原貴規 選手
「(坂倉選手は)ファーストを守ることもあるので、ふかんして見ることができているのかなって自分の中では思うので、ぼくにはない引き出しというか、『ここでそれ行くんや』っていう球のチョイスだったりっていうのもあるので、『前回、あいつ、こういう配球してたのをちょっとやってみよう』とかができれば、引き出しが増えるのかなとは思います」
