台風10号の接近・通過から一夜明けた30日、長崎県島原市では温水プールの屋根が強風ではがれて飛ばされ大きく破損しているのが確認されました。
台風10号が上陸した長崎県島原半島にある島原市弁天町の「島原市立温水プール」では、金属板の屋根の一部が強風ではがれて吹き飛ばされ大きくねじ曲がり、駐車場に落下しました。はがれた屋根は電線にも一部かかっており危険な状態です。
島原市スポーツ課によりますと台風が接近した29日正午頃、付近住民から「大きな音がして外に出たら屋根がはがれていた」と連絡が入り、職員も現場を確認したということです。
島原半島は29日午後に台風10号の中心が通過し、10時間以上にわたって
風速20メートル以上の暴風域に入っていました。市内のスポーツ施設は29日全て臨時休業しており、中に人はおらずケガ人もいなかったということです。
市では業者と打ち合わせを行い今後撤去作業を行う予定です。島原市立温水プールは昨年度のべ1万6千人が利用しており、市では施設を復旧するかも含め今後検討するとしています。