香川県では20年前の8月、台風16号が最接近し大きな被害をもたらしました。これから起こる恐れのある災害に備えるためにも、過去の災害を振り返ります。

2004年8月の台風16号。日本の南海上を北上し「大型で強い」勢力で九州地方に上陸、その後中国地方に再び上陸しました。

香川県では、8月30日夜に台風の接近と大潮の満潮が重なり、高潮と暴風による甚大な災害が発生。高松港では観測史上最高の潮位、246センチを観測しました。

香川県では3人が死亡、6人が軽いけがをしたほか家屋の損壊が全壊、半壊、一部損壊をあわせて約250棟。

さらに約2万2千棟が床上・床下浸水しました。このうち約1万5千棟の被害が、高松市で発生しています。