台風の接近に伴い、宮崎県は災害対策本部会議を開き、河野知事は「最悪の事態を想定して万全の備えが必要」として、今後の対応を確認し、県民に早めの避難を呼びかけました。
県庁で開かれた災害対策本部会議には、河野知事や幹部職員など16人が出席し、各市町村の体制や対策などを共有しました。
来月1日に投票が行われる県議会東諸県郡選挙区の補欠選挙について、綾町ではポスターの掲示板を28日中に撤去するほか、綾町・国富町ともに、29日、期日前投票所を臨時閉鎖するということです。
また、宮崎地方気象台が台風の状況や見通しなどを説明し、台風の接近前から県内は大雨になる可能性があるとして早めの対策が必要だと呼びかけました。
(宮崎地方気象台立川眞彦次長)
「九州付近での北上の速度が遅いということもあって、この台風による影響、暴風・大雨が長引く恐れがある」
そして、県は、各市町村や関係機関と連携しながら情報の共有や県民への呼びかけを行うなど、今後の対応を確認しました。
(河野知事)
「先日の地震により本県では地盤の緩んだところというのがあると、それにこのような台風が直撃することによって、土砂災害のリスクはこれまで以上に高まっているということがあります。したがって、きょうの明るいうちにこういう暴風、大雨への備え、そして早めの避難をお願いしたいと考えております。きょうも暗くなってからでは避難、それから外に出るというようなことが非常に難しくなってくると思います。時間との勝負という緊張感をもって最大限の備えをしていただきたいと考えております」
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