宮城県では本格的な稲刈りはこれからですが、今年のコメの収穫時期などについて県や農協が27日、情報を共有しました。この中では出穂後も気温が高く推移し生育が早まっているとして、稲刈りの時期を早めるよう周知していくことを確認しました。

県庁で開かれた「県米づくり推進本部」の会議には、県の職員や農協の担当者らが出席しました。会議では「ひとめぼれ」の生育状況について、出穂後も気温の高い状態が続き生育が早まっていて、刈り取りに適した時期が平年に比べ1週間程度早まると見込まれていることが報告されました。

そのうえで収穫を早めるよう生産者に呼びかけることを確認しました。

県みやぎ米推進課 伊藤晋技術副参事兼総括課長補佐:
「昨年同様に穂が出てからの平均気温が高く推移しており、今年度の稲の生育も早まっている。刈り遅れると品質低下をまねきますので、早め早めの準備をお願いしたい」

また、会議ではコメの検査や集荷などの態勢も早めに整えることを申し合わせました。