売り上げは?高橋理事長、感じる手ごたえ
この日、用意した10キロは完売するという盛況ぶりでした。
シナイモツゴ郷の会 高橋清孝理事長:
「本当に好評でした。大変ありがたい。有償でも買ってもらえるということで、今後明るい展開ができるのかなという感じは持っている」

高橋さんは、この取り組みが地域に浸透していくことが重要だと話します。
シナイモツゴ郷の会 高橋清孝理事長:
「アメリカザリガニを捕獲して退治してそれを続けると、特に里山のため池では色々な生き物が蘇る。色々な生き物を守ることもできる。直接捕獲に参加してもらう人、食べて支援する人そういった形で地域ぐるみでやっていければ非常に良い」

食べることが里山の原風景を守ることにもつながる。アメリカザリガニを身近な美味しい食材として認知してもらうための大きな一歩を踏み出しました。

アメリカザリガニは、去年6月、条件付特定外来生物に指定されていて、家庭で飼育することは可能ですが、池などに放したり、生きた状態で販売したりすることは法律で禁止されています。シナイモツゴ郷の会では、食材として販売するために環境省から許可を得ているということです。今後は、会単独ではなく、町と連携しながらアメリカザリガニの普及に取り組んでいくということで「ザリガニせんべい」なるものの開発も検討しているということです。