岩手県内の高校生が、地域課題解決のアイデアを練る合宿を行っています。1泊2日で体験や議論を重ねて、解決の糸口を探るアイデアソンという取り組みです。

これは、岩手高校が生徒に地域課題解決の手法を学んでもらうため去年から行っているもので、27日はプログラミングコースの2年生27人が国立岩手山青少年交流の家に集まりました。
アイデアソンとはアイデアとマラソンを組み合わせた造語で、与えられたテーマに対してグループディスカッションを短期集中的に行うことで解決策を導き出す、IT業界でよく行われる手法です。

今回のテーマは「パラスポーツを支援するために青果店ができることとは?」。
生徒はまず卓球バレーやボッチャの体験を通して、パラスポーツそのものへの理解を深めました。
(参加した高校生は)
「体で体験することによって、パラスポーツをしている方々の難しい点や自分たちと重なるところも多少なりともあると思うので、そこの問題点がつながってくるかなと思います」
午後はパラスポーツ支援にどんな方法があるか、グループに分かれて自由に意見を出し合いました。
(岩手高校・大沢田真也教諭)
「6時間とか9時間とか、とにかく集中してひざを突き合わせて話し合って、その中で一番いいアイデアをグループで形にしていくのが、普通の授業との大きな違いかと思います」
生徒は28日まで2日間徹底的に議論を重ね、グループごとに考えたパラスポーツ支援策を発表します。