自民党総裁選で、麻生副総裁は自身が率いる麻生派の議員に対し、派閥として、原則、河野デジタル大臣を支援する方針を打ち出すことがわかりました。国会記者会館から中継です。

きのう、出馬表明を行った河野太郎デジタル大臣(61)ですが、きょうは閣議のあと、自民党議員への挨拶回りを行っています。

自民党 河野太郎デジタル大臣
「一応、名刺持ってきた」
自民・英利アルフィヤ衆院議員
「頂戴します。ありがとうございます」
自民党 河野太郎デジタル大臣
「よろしくお願いします」
自民・英利アルフィヤ衆院議員
「よろしくお願いいたします」

その河野氏が所属する麻生派では、きょう午後、派閥の研修会が開かれますが、その場で麻生副総裁が派閥として、原則、河野氏を支援する方針を打ち出すことが関係者への取材でわかりました。

すでに上川外務大臣や小林鷹之前経済安保担当大臣を支援している議員もいるため、強制ではないとしていますが、河野氏にとってはプラスの要素となりそうです。

こうした中、台風10号の接近が総裁選レースにも影響を与えています。当初、きょうにも出馬表明するはずだった林官房長官は危機管理対応を優先し、来週に変更しました。

また、30日に立候補を表明予定の小泉進次郎元環境大臣の陣営も、会見の日程をずらすことを検討しています。