「朝昼兼用で食べさせる」「子どもには食べさせるが…」ひとり親家庭 厳しい夏休み

日比麻音子キャスター:
世帯別の平均所得をみてみると、▼母子世帯(シングルマザー世帯)は年間272万円、▼全世帯の平均は年間約524万円ということです。母子世帯の所得は全世帯の半分ほどだということがわかります。

ひとり親世帯の貧困率は44.5%というデータがあります。
(※厚労省「令和4年 国民生活基礎調査の概況」より)
母子世帯は38.8%が非正規雇用であるということも分かってきました。
(※厚労省「令和3年度全国ひとり親世帯等調査」より)

NPO法人「ひとり親家庭サポート団体全国協議会」の調べによると、夏休みの食事は、3人に1人が「1日2食」にしているという現実がみえてきました。1日1食という家庭もあるようです。
アンケートでは…
40代 月収11万円
「朝昼兼用でまとめて食べさせる」
50代 月収13万円
「夏休み縮小して1日も早く給食を食べさせたい」
20代 月収14万円
「子どもには食べさせるが私は2日に1食。1年で10キロ痩せた」
という声が上がっています。
懸命に働いていても、親も食事を満足に取ることができない状況が続いているようです。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
「子どもの貧困」の本質は「大人の貧困」問題だといえそうです。特に女性は非正規が多く、(非正規雇用では)賃金が低いわけです。
生活保護を受けるべき家庭も多いと思いますが、なかなか(生活保護を)受けられない実態もあるようです。
「子どもの貧困」が取り上げられると、世間の同情を生みやすいです。しかし、「大人の貧困」は自己責任としてみなされがちで、非正規やジェンダー格差の問題がみえなくなってしまうことが問題だと感じています。














