ウクライナ東部ドネツク州でロシア軍によるミサイル攻撃があり、ロイター通信の取材班のメンバーが死傷しました。

東部ドネツク州・クラマトルシクの「ホテル・サファイア」で24日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、ホテルに滞在していたロイター通信の取材班6人のうち1人が死亡しました。

ロイター通信によりますと、死亡したのは、取材班の安全アドバイザーを務めていた元イギリス軍兵士の男性(38)だということです。そのほか、記者2人がけがをし、病院で治療を受けていて、うち1人は重傷だとしています。

ゼレンスキー大統領は25日のビデオメッセージで犠牲者に哀悼の意を示したうえで、「完全に意図的で考え抜かれた攻撃だった」として、ロシア軍を非難しました。

また、ゼレンスキー大統領は同じ日のビデオメッセージでウクライナ軍の成果を強調。越境攻撃を行うロシア西部クルスク州で最大3キロ前進し、新たに2つの集落を制圧したと明かしました。