米軍那覇軍港の移設計画をめぐって、浦添市の埋め立て予定海域で23日、沖縄防衛局による地質調査が始まりました。

那覇軍港の移設計画は、浦添市の沖合に約49ヘクタールのT字型の埋め立て地を造るもので、現在の那覇港湾施設の機能を維持し、倉庫や消防署など17の施設が整備される予定です。

沖縄防衛局は先月10日から埋め立て予定地で不発弾がないか調べるための磁気探査を行うなどしてきましたが「必要な行政手続きが完了した」として、23日地質の状況を把握するボーリング調査を始めました。

午前11時すぎ、浦添市の沖合でボーリング調査に使われるとみられる筒がクレーン船から海中に投下されました。

沖縄防衛局はボーリング調査を来年11月まで続けるとしていて、その後、移設に伴う公有水面埋立申請の手続きなどを経て本格的に工事に着手する見通しです。