フェンシングエペ競技で若手選手が競う加納虹輝杯が、山口県岩国市で始まりました。

大会は、山口県立岩国工業高校出身の加納虹輝選手が3年前の東京オリンピックフェンシングエペ団体戦で金メダルを獲得した功績をたたえ、加納選手の名前を冠して2年前から開かれています。

出場するのは20歳未満の若手選手です。

今年は国内外から300人を超える選手が申し込みをしていて、若手の大会としては国内でも最大規模のひとつとなりました。
初日は「カデ」と呼ばれる17歳未満の選手による予選が行われました。


パリオリンピックでは加納選手がエペ個人戦で日本人初の金メダル、また団体で銀メダルを獲得。

会場には選手だけでなく大勢の観客が詰めかけ、サインや記念撮影などを求めていました。

加納虹輝選手
「おそらく、この中から将来オリンピックに出場するような選手が出てくると思うので、そういった選手のためにもなるような大会にしたいと思っています」今年はパラフェンシングがオープン競技として行われるほか、フェンシングを楽しみながら体験できるコーナーも設けられます。

加納虹輝杯は25日までで、最終日には加納選手が登場してエキシビションマッチが行われます。