国、東電は「包み隠さず」情報提供を

毎日漁に出る生活のペースに変化はありませんが、常に「原発」と「処理水」のことがよぎるといいます。

三浦さん「今まで50年以上(漁を)してきて、気持ちは同じだが、その中でも原発事故からの14年間がしこりとして気持ちの中には残ってやっている」

国や東電に求めることは、透明で速やかな情報提供です。

三浦さん「包み隠さず色々なことがあったら、こういうわけでトラブルが起きたんですと、いち早く(情報提供する)。そうすれば理解はするんだよね」

福島の漁業は現在、本格操業に向けた移行期間で、県漁連では原発の半径10キロ圏内ではいまだに自粛を続けていて、沿岸漁業の水揚げ量は、震災前の4分の1にとどまっています。

三浦さん「農業にしろ漁業にしろ後継者が少なくなっている。年齢水準を低くするような若手を育成してもらえればいいかなと思う」

これからの世代も生業として漁が続くように、三浦さんたちは願っています。