かつて「焼き牛丼」で人気を博した牛丼チェーン「東京チカラめし」ですが、今月28日、都内で最後の店舗が閉店しました。
その最終日にはお客さんが殺到し、思いの思いの“最後の一杯”を楽しみました。


8月28日、東京・新宿の繁華街には人だかりができていました。

そのお目当ては鉄板でこんがり焼いた牛肉に。ニンニクが効いた秘伝の甘辛ダレが決め手の「焼き牛丼」。

この「焼き牛丼」を提供するのは2011年に池袋で誕生した牛丼チェーン「東京チカラめし」。


開業2年目には首都圏を中心に100店舗を超える人気ぶりでしたが、売り上げが伸び悩み、現在は、東京・千葉・大阪の3店舗だけに。そして8月28日、“東京唯一”の店舗が閉店することになったです。


お客さん
「なくなっちゃうの寂しいから来てみました」
「ここが最後残ってて…本当に寂しいと思います」


学生時代に通っていたという20歳の2人組は…店の前で記念撮影!

学生時代から通うお客さん
「青春の味ですね、夕方とか夜(学校が)終わって集まって食べるみたいな」

閉店は午後9時の予定でしたが、予定より早く最後の1杯を迎えました。


店員
「ウチ(この店舗)が11年間やり続けた最後になります」


“最後の一杯”をオーダーしたのは10年以上、通っているという近所に住む男性でした。


“最後の一杯”を注文した人
「まさか最後の一人になるとは予想もしていなかった驚いてます。光栄なことだと思います。人生で一生の思い出に残るであろう至高の一杯になりました。」


温かいお客さんに見守られ、東京唯一の店舗は、11年の歴史に幕を下ろしました。