気象庁によりますと、22日に発生した台風10号は、23日正午現在、中心はマリアナ諸島付近にあると推定されています。

今後は発達しながら北上する見込みで、進路予想には幅がありますが、強い勢力で27日火曜日ごろに、本州や四国に上陸するおそれがあります。

また、27日火曜日ごろには、最大瞬間風速は60メートルにまで発達すると予想されていて、暴風、大雨、高潮、高波などに警戒が必要となりそうです。

台風10号は「海面水温が高い」コースを北上か先週、台風7号が通過した小笠原諸島付近では、海水がかき混ぜられたことで、海水温が27℃前後と平年並みか平年より低くなっています。
ただ、日本の南の海上では30℃以上と平年より高くなっていて、海水温が高いコースを北上するほど、台風は発達するおそれがあります。

来週にかけて、台風10号や前線の影響で、雨量が多くなるおそれがあります。今後の台風の動向に注意が必要です。