生活排水から作り出した水素を燃料電池自動車に供給する「水素ステーション」について、福岡市は世界で初めて商用化に乗り出すことを明らかにしました。
福岡市中央区にある「水素ステーション」は、生活排水を処理する過程で出るバイオガスから水素を作り、燃料電池自動車へ供給する施設です。
国の制度を使った実証事業は昨年度で終わりましたが、福岡市は西部ガスなど民間企業や九州大学と連携し、来月26日から世界で初めて、商用化に乗り出します。
施設では1日あたりで、燃料電池自動車35台分程度の水素を作ることができ、1キロあたり1210円での供給を想定しているということです。
福岡市などは今後、水素の需要拡大を図る啓発活動などにも取り組む考えです。
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