沿岸に秋の便りです。岩手県大船渡市や宮城県で23日、本州のトップを切って今シーズン初めてのサンマが水揚げされました。

大船渡市魚市場に初サンマを水揚げしたのは地元の大型船・第十一三笠丸と第二十一三笠丸の2隻です。
北海道の沖合およそ1000キロ、北太平洋の公海=公の海で漁を行い、36時間かけて大船渡に戻り、サンマを水揚げしました。
水揚げ量は去年のおよそ10倍となる33トンで、待望の初サンマに浜は活気づきました。

(第十一三笠丸・松谷裕漁労長)
「この3、4年よりは大きいんじゃない、ちょっとは。けど今後続くか続かないかはわかんない」

水揚げされたサンマは100グラム以上のものがほとんどで、1キロ当たり1000円から1500円と、漁が少なかった去年より800円から1030円ほど安値で取引されました。