「タロウ」が名古屋にやって来た理由

では、なぜ「タロウ」が東山動植物園で暮らすことになったのか。

元々は東京の上野動物園で飼育されていたメスのコモドドラゴン「ヨーコ」が2008年4月、繁殖のためにシンガポール動物園に貸し出されたことに始まります。

その後「ヨーコ」は、めでたく「タロウ」を出産。

すくすくと成長した「タロウ」は所有権のある上野動物園に移される予定となっていましたが、上野動物園の飼育スペースが不足。

そこで、以前からコモドドラゴンの誘致を目指していた東山動植物園が、今回迎え入れることになったのです。

コモドドラゴンの展示は日本では東山が唯一。

「iZoo」の白輪園長は、この点について。

(iZoo 白輪剛史 園長)
「(Q:大人気者になる?)間違いなく、なる。日本で、ここでしか見られないですから。静岡から見守ります」

これまでも話題の動物に多くの人々が魅了されてきた東山動植物園。

「タロウ」も「令和のアイドル」になることは間違いないでしょう。