岡山市南区にある児島湾土地改良区の職員が運営費1600万円あまりを着服していたことが分かりました。
職員の不正が発覚したのは児島湾締切堤防の管理などを行う児島湾土地改良区です。

改良区によりますと不正を行ったのは会計事務を担当していた40代の男性職員で男性は昨年1月ごろから約90回にわたり団体の預金口座から総額約1640万円を引き出していたということです。
人事異動に伴い着任した新任の会計担当が先月末、口座の残高不足に気が付き発覚したもので、男性職員は「酒やギャンブルなどの遊興費に使った」と話しているということです。
改良区では男性職員がすでに全額を返済し、退職届けを提出していることから刑事告訴は見送る方針です。
管轄する県では「事実関係を確認し、指導を徹底・改善措置を求めていきたい」としています。
