支援物資を管理していた男性職員「生理用品という一つのくくりで配布していた…」
当時、支援物資を管理していた七尾市職員の西川さんは、生理用品の種類を考慮せず避難所に配布したケースもあったと振り返ります。
(七尾市職員 西川洋吾さん)「種類とかメーカーとか関係なく生理用品という一つのくくりで、まずは避難所に配布していた。(あとから)長さとかあるんですよと言われて、全然そんなことは知らなかったという感じだった」
今回のことを受け、西川さんは、避難所の運営にあたることが多い男性も生理についての対応を知るべきだと話します。
(七尾市職員 西川洋吾さん)「今後いつどういった災害が起きるかわからないですし、女性だけの問題じゃなくて、男性も女性がこういった問題があるというのを知識として知っておくべきだと思いました」

なかなか進まない生理への理解ですが、意外なデータも。生理用ナプキンなどを製造する大王製紙の調査では、10代、20代の男性の半数以上が「生理のことを理解したい」と回答。働く女性が増えたこと、生理について様々なメディアで取り上げられるようになったことなどの要因があるようです。
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また、被災地で生理への理解不足を象徴した「ナプキンが1年に12枚あればいい」という発言。大王製紙によりますと、個人差はあるものの、生理は1か月に5~7日程度続き、大小あわせて20~25枚ほどのナプキンを使用するといいます。12枚だと長くて3~4日しかもたず、1か月分にも満たないのです。
知りたいけど触れにくい、知ってほしいけど言いづらい生理について、大王製紙の担当者は次のように話します。
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(大王製紙 小野郁子さん)「最低限のこと、生理ってこういう仕組みで、こういう症状があって、生理用品はこういうものがあって、しんどい人もそうでない人もいる。人口の半分が経験していることなので、普通のことってなればいいな」















