岩手山で山の膨張を示す地殻変動が観測されていることから、気象庁の機動調査班が22日現地調査を開始しました。

22日午前8時半ごろ、気象庁の機動調査班JMA-MOTのメンバー3人が岩手山西側のカルデラ内部に位置する大地獄谷を目指して出発しました。
気象庁は21日、山の膨張を示す地殻変動が観測されていることから、「火山の状況に関する解説情報」を臨時で発表。
機動調査班は、地表や噴気の温度、周辺の水質などを調べ、火山の活動状況を確認します。
調査結果によっては噴火警戒レベルが1から2に引き上げられる可能性があります。
(盛岡地方気象台 濱浦俊悦 防災管理官)
「岩手山は活火山であることを認識していただく、地元の自治体が発表する情報を常に注意していただきたい」

調査結果は8月26日までに公表される予定です。