新たに在沖アメリカ総領事に着任したアンドリュー・オウ氏が21日玉城知事と面談し、県内で相次いだアメリカ軍兵士による性的暴行事件について「深刻に受け止めている」と述べました。

県庁で玉城知事と面談したのは、今月7日に着任したアンドリュー・オウ総領事です。
玉城知事
「沖縄は日本全体から見てあまりにも米軍基地の過重な負担が続いているための問題もたびたび引き起こされていることは、現実的にみてとても厳しい状況にあると言わざるを得ない」

面談で玉城知事はアメリカ兵による性的暴行事件が相次いで明らかになったことや、県への情報提供がなかったことなどを指摘しました。

これに対しオウ総領事は「沖縄には独特の歴史と複雑で重い問題があることを理解している」と述べました。
在沖米総領事館アンドリュー・オウ総領事
「私も米国政府も非常に深刻に受け止めています。常に正直であることを約束しどんな問題や難しさがあっても必ず知事とコミュニケーションを取りたい」
このほか玉城知事は「県民は決して反米・反基地一辺倒ではない」と述べ、ともに協力し信頼関係を築いていく考えを示しました。