山口県の中学生が地元の農作物について学ぼうと、苗から育てたスイカを収穫しました。
阿武中学校の2年生が収穫体験をしたのは、「福賀すいか」です。

宇生賀地区にある農業用ハウスを訪れました。

生徒たちは5月30日に苗を植え、きょう収穫を迎えました。

10個を収穫する予定でしたが3個は動物の被害に遭いました。

スイカに穴があいています。その正体は・・・。

地元の農家 梅田将成さん
「アライグマの特徴は、スイカに自分の手が入るサイズの穴をあけて、その穴からその穴にどんどん手を突っ込んで、スイカの中身だけほじくり出して食べてしまう」

農業の厳しさも、学びました。

生徒は、無事に残った7個のつるをちぎって収穫です。福賀すいかの出荷は今月18日終わりましたが、生徒たちの分は残してあります。


天候にも恵まれおいしいスイカが育ちました。

収穫したスイカを出荷するための作業も学びました。

表面をきれいに拭いて汚れを落とします。
きれいにしたあと重さを量ってみます。


梅田将成さん
「小数点以下は全部切り捨てです。もうちょっとで12キロいくよ、11.8だよ9だよ、11キロです」

ふるさと自慢のスイカのきめ細かい出荷方法に、納得がいったようです。

阿武中2年生
「(福賀すいか)を将来阿武町を出た時も広めていきたいし、伝えていきたいと思いました」

阿武中2年
「重くてとてもに農家さんの大変さが実感できました、そこまでしてもスイカ作ってくださって感謝しかないです」

福賀すいか部会 梅田将成さん
「小さい地域なんだけど、全国に誇れるような仕事をしているんだよというようなことを知ってもらって、外にアピールしてもらうというのはすごくやりがいになるかなと思います」
収穫したスイカは切り分けて、家庭で味わうことにしています。