広島市北部で77人が犠牲となった広島土砂災害から20日で10年を迎えます。被災地では避難道路や雨水排水施設などの整備が続いています。

2014年8月20日の未明、安佐南区や安佐北区では線状降水帯による集中豪雨で土石流などが発生しました。災害関連死を含め77人が犠牲になり、住宅被害も4700棟以上に及びました。

最も被害が大きかった八木・緑井地区では10か所以上の渓流で土石流が発生し、60人以上が犠牲になりました。当時、周辺には谷筋に沿った急な坂道や入り組んだ路地が多く、道そのものが土砂が流れ下るルートになり、被害が拡大しました。