台風9号(ジョンダリ)が発生しました。宮古島の南東でほとんど停滞しています。日本気象協会によりますと、沖縄は大雨や強風、高波、高潮に注意が必要です。九州南部や四国は台風周辺の湿った空気が入り、断続的に雨で局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。九州北部から関東甲信も大気の状態が非常に不安定で、天気の急変に注意が必要です。
気象庁によりますと19日3時、宮古島の南約70キロの海上にあった熱帯低気圧が台風9号になりました。台風はほとんど停滞しています。
中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の南東側280キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。


台風の中心は、12時間後の19日15時には久米島の西約100キロの半径65キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
24時間後の20日3時には東シナ海の半径95キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
48時間後の21日3時には黄海の半径155キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、72時間後の22日3時には中国東北区の中心とする半径220キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカルが予想されます。
台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。

日本気象協会 天気jpによりますと、先島諸島や沖縄本島地方では、20日火曜にかけて激しい雨(1時間30ミリ以上50ミリ未満)や非常に激しい雨(1時間50ミリ以上80ミリ未満)が降る所がある見込みです。

先島諸島や沖縄本島地方では、土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。強風や高波にも注意が必要です。また、大潮や台風の影響で潮位が高くなるため、海岸や河口付近の低い土地での高潮による浸水や冠水に注意してください。
