早くも新米の収穫です。宮城県涌谷町で15日、一般的なコメよりも2週間から1か月ほど早く生育が進む極早稲品種の稲刈が行われました。

稲刈りが行われたのは、涌谷町吉住のコメ農家・黒澤重雄さんの田んぼです。イネは、黒澤さんが2001年から独自に栽培している極早稲品種のブランド米「おもてなし」で、ひとめぼれと比べて2週間から1か月ほど早く生育が進みます。順調に生育が進み、2023年より2日、平年より10日早く収穫を迎えました。

コメ農家 黒澤重雄さん:
「新米なので粘りもある香りもある。期待に応えられるコメになっている。美味しいコメに出来上がっているので楽しみに食べてほしい」
作付けした5.2ヘクタールで例年並みのおよそ20トンの収穫が見込まれているということです。農薬や化学肥料を使わず育てられた「おもてなし」は8月末から関東地方の生協や仙台のデパートなどに出荷されます。