岩手県に記録的な大雨をもたらした台風5号は、13日未明に熱帯低気圧に変わりました。岩手県内では土砂崩れや住宅被害が相次いでいます。

台風5号は12日岩手県大船渡市に上陸して東北地方を横断し、岩手県では記録的な大雨となり土砂崩れや住宅被害が発生しました。

岩泉町では二升石地区で小本川の支流の沢が増水し住宅1棟が床下浸水しました。

(二升石地区の住民)
「普段はこの沢には水がないんですよ」
「危ないよ。寝ている場合じゃなかったね」

岩手県によりますと12日午後3時現在、岩手県内でけがをした人はいませんが、岩泉町や釜石市で合わせて住宅4棟の床下浸水が確認されています。

台風は13日未明に熱帯低気圧に変わりましたが、降水量の多かった東北地方では引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、氾濫に警戒が必要です。