
舞台の前は中止していた抗がん剤治療。また、治療が始まります。
斎藤歩さん(59歳)「これはまだ抗がん剤じゃないんだよね、ひどい抗がん剤だとここに「毒」って書いてあるんだよね。ほんとだよ」
当初、「尿管がん」と診断されましたが、詳しい検査で、ステージ4の「尿路上皮がん」とわかりました。治療に専念したいところですが…退院後には、すでに2本の舞台出演が決まっていました。
斎藤歩さん(59歳)「6月にやる方(舞台)は全然大丈夫だと思ってるの。もう一本がね、出たことがない再演なの。演出だけをずっとやっていて、もう20年くらいやってるんだけど、主役がいるんだわ、それを俺がやらなきゃいけないなって話をして」
2024年7月に控えていたのは、札幌市電の停車場を舞台にした「西線11条のアリア」。斎藤さんが演じるのは、停車場に留まる若者たちと「不思議な」体験をする、サラリーマン役です。
斎藤歩さん(59歳)「次から次にやってくる若い、おかしな相手しないといけない、そういうお芝居、俺がやってるのを観たいって仰るからさ、もうしょうがない、やるんだけどさ…」