利用者や家族への“直接の謝罪”は初か

(恵の幹部)
「本当にこのような形でご迷惑をおかけした。これ以上ご迷惑かけないように、暮らしがそのままできるように、そこをまず第一として責任を果たしていきたい」

問題発覚後、恵が直接利用者やその家族に謝罪したのは初めてとみられます。恵はこの施設を、名古屋市に本社がある別の事業者に譲渡する方向で最終調整に入ったと報告しました。しかし。

(名古屋市障害者支援課 高木慶太課長)
「(恵が)譲渡先を含めてしっかり説明するつもりだが、『それはちょっと間に合いませんでした。申し訳ない」という説明をしていた」

利用者の家族からは不安の声

利用者の家族からは、8月末までに間に合うのか不安の声が…。

(利用者家族)
「早く決めてほしかった。心配だけ残る」

(利用者家族)
「(譲渡先を)来週中には何とかしたいと言っていたけれど、どうなるか分からない。不安はありますよ。当然」

恵は緑区の施設の譲渡先を今週中に決定し、ほかの事業所についても譲渡先の調整を急ぐ考えです。