山口県は8日、下松市と周南市、防府市沿岸に出されていた赤潮警報を解除しました。

県・水産振興課によりますと、この警報は7月24日に発令されたもので、発令期間中に下松市では養殖のマサバおよそ70匹が、防府市では畜養中のマダコ40杯が死ぬ被害が発生しました。

また、下松市の定置網では、タイなどの鮮度が下がるという被害もありました。

被害額は合わせて、およそ11万5000円に及ぶということです。

県が8日に7地点を調査したところ、有害なプランクトンが確認されなかったことから警報の解除に至りました。

今後の気象条件によっては、再び増殖することやほかの有害プランクトンが発生することが予想されることから、県は引き続き監視に努めたいとしています。